ドイツの輸出と工業生産は、7月に意外にも下落した。これは、欧州最大の経済大国がドナルド・トランプ大統領の保護主義貿易政策に苦しんでいるという新たな兆候である。
連邦統計局は、季節調整済みの輸出は月に0.9%減少し、輸入は2.8%増加したと発表した。ロイター通信の調査では、両方とも0.2%の上昇が指摘されていた。
季節調整済みの貿易黒字は、6月の193億ドルから158億ユーロ(183億9000万ドル)に縮小した。
経済省とは別に、工業生産は1.1%低下した。ロイター通信の予想は0.2%上昇した。
第3四半期の業績は、「新しい運転サイクルの乗用車登録における一時的なボトルネック」により、工業生産が勢いを回復する可能性が高いとの見通しを示した。
「登録のバックログが消えたら、産業の回復は続くだろう」と声明で付け加えた。
($ 1 = 0.8593ユーロ)
(Paul CarrelとMaria Sheahanによる報告; Thomas Seythalによる編集)