LSEGおよび業界関係者のデータによると、バルト海のウスチルーガ港は火曜日、火災による被害を受けて閉鎖されたままのノバテク社のターミナルとは別に原油と燃料を輸出していた。
ノバテクは日曜日、ウクライナメディアによるとドローン攻撃による火災が発生し、バルト海にある巨大な燃料輸出ターミナルと燃料生産施設の「技術プロセス」の一部業務の停止を余儀なくされたと発表した。
アナリストらは、複合施設とターミナルの大規模な業務再開には数週間かかるとみている。
サンクトペテルブルクの西約 170 km (110 マイル) のフィンランド湾に位置する巨大なウスチルーガ港は、石油やガス製品を含む幅広い商品を国際市場に輸送しています。
同社の施設には、原油輸出用のターミナル 1 つと、ノバテックのターミナルを含む燃料輸送用のターミナル 3 つが含まれています。
LSEGのデータによると、2023年に520万トンのナフサがウスチルーガ港からアジアに輸送され、そのうち280万トンがノバテックのターミナルから出た。
LSEGの船舶追跡データによると、現在、アデボミとベイ・グローバルという2隻のタンカーが原油輸出ターミナルに積み込まれている。
ナフサと燃料油は、近くのウストルガ石油ターミナルでクリアオーシャンのアポロン クライド ノーブル タンカーに積み込まれます。
Portenergo と呼ばれる別のターミナルでは、Joyce (ガソリン) タンカーと Alcor (液化石油ガス) タンカーを扱っています。
ミネルバ・ジュリー号は週末にノバテック・ターミナルで燃料を積み込む予定だったが、現在は沖合で遊休している。
この複合施設は、ナフサ、ジェット燃料、軽油などの石油製品をさらに生産するために、西シベリアにあるノバテックのプロフスキー工場から年間約 700 万トンを処理するために、軽油の一種であるガスコンデンセートを入手しています。
ノバテックは主に中国、シンガポール、台湾、マレーシアなどのアジア向けにナフサを生産しており、ターキッシュ エアラインズ向けにジェット燃料をイスタンブールに納入している。
(ロイター通信、執筆:ウラジミール・ソルダトキン、編集:スーザン・フェントン)