自動車などの車両を工場から市場まで輸送する海運会社ワレニアス・ウィルヘルムセンは、新型コロナウイルス感染拡大による需要の落ち込みを受け、配当をゼロに削減し、最大10隻の船舶を休止すると月曜日に発表した。
同社はまた、最大4隻の古い船を廃船する予定であると付け加えた。
オスロに上場し、約125隻の船舶を運航するワレニウス・ウィルヘルムセンは当初、最大6000万ドルの配当を2回に分けて支払うことを提案していた。
クレイグ・ジャシエンスキー最高経営責任者(CEO)は声明で「世界は過去数週間で劇的に変化しており、私たち全員がその影響を感じている」と述べ、影響は長期間続く可能性があると付け加えた。
ジャシエンスキー氏は「当社は過去数年間、相乗効果とコスト効率に重点を置いてきたため、流動性は堅固な立場にあるが、現在は現金を保全するために早期の予防措置を講じている」と述べた。
(レポート:Terje Solsvik、編集:Gwladys Fouche)