NYK、船舶の鋼腐食に対応する東洋紡

Shailaja A. Lakshmi21 8月 2018
デッキ上の鋼にCoolLaserが及ぼす影響。前(左)と後写真:NYK
デッキ上の鋼にCoolLaserが及ぼす影響。前(左)と後写真:NYK

東洋エンジニアリング(株)との間で、東洋紡の「CoolLaser」技術を海洋分野で活用した共同事業を検討する覚書を締結しました。

当社は、ドライドックの修繕費に加え、デッキ上の乗組員のメンテナンス作業を削減することを目指し、東横の画期的なレーザー技術を使用したより効率的で環境に優しいメンテナンス方法を提供する事業の開発について議論する予定です。

船のデッキで使用される鋼材は、深刻な塩分、温度、湿度、紫外線などの腐食を引き起こす荒れた屋外の海洋環境のため、常に錆びやすい。貨物積載などによる摩耗による傷が悪化する。

航海中、乗組員は通常、電動工具を使用して錆を除去し、再塗装を行うが、膨大な量の繰返し作業が必要であり、修理は長い間良好な状態にとどまっていない。

さらに、船のシェルプレート上の錆は、通常、サンドブラスト(乾式ドック)によって遠隔操作され、砂などの研磨材をシェルプレート上に高速で吹き付けて表面汚染物質を除去すると、多くの塵埃を排出する。

2008年以来、構造物の塗料の専門知識を活用して、錆を除去するレーザーを開発してきました。

CoolLaserはレーザー技術を使用して鉄骨構造からの錆を除去します。それは錆を素早く(狭い場所でも)除去し、塩分を除去し、塵やごみを減らすことができます。この技術は、幅広い鋼の保守状況で使用される可能性があります。

CoolLaserは、作業効率を向上させるだけでなく、ドライドック修理時のコストを削減し、環境負荷を軽減します。

海洋分野でCoolLaser技術を使用するために、両社は、安全対策と改善に加えて、鋼材およびコーティング接着に対するレーザの影響を研究することにより、海洋産業に適した装置、システム、および手段を開発する予定です。船舶がドライドックに置かれている間、実際の船で試行される予定です。

3月に発表した新中期経営計画「デジタル化・グリーン化2022年」に基づき、海運業界の安全・効率的な維持管理を通じ、社会と企業の持続的成長を図っています。

カテゴリー: コーティングおよび腐食, 技術, 海洋材料, 環境, 船の修理と変換, 造船