COSCO ShippingとFortescueがグリーン燃料サプライチェーンを構築

29 7月 2024
(写真:シンガポール海事港湾庁)
(写真:シンガポール海事港湾庁)

中国のCOSCO Shipping Corporationは、海運業界による汚染の削減に役立てるため、グリーン燃料サプライチェーンを共同で構築するため、オーストラリアのFortescue社と予備協定を締結したと、中国企業が月曜日に発表した。

覚書には、中国・オーストラリア間の鉄鉱石グリーン輸送回廊における炭素排出量を削減するため、COSCOが所有するか、または両社が共同所有するグリーンアンモニア燃料船の建造と配備を検討し、鉄鉱石やその他の鉱物を輸送することが含まれている。

上海に本社を置くCOSCO Shippingは、WeChatアカウントでの声明で「当社は、海運業界のライフサイクル全体を通じて環境に優しく持続可能な開発を積極的に推進するため、世界のパートナーとの協力を強化することに尽力している」と述べた。

「この協力は海運業界の脱炭素化に向けた新たな大きな一歩となる。これらの解決策は、2040年までにスコープ3の排出量を実質ゼロにする当社の目標達成に不可欠となるだろう」と、グリーンテクノロジー、エネルギー、金属の総合企業で、世界第4位の鉄鉱石供給業者としても知られるフォーテスキューは声明で述べた。

フォーテスキューの幹部らはここ数週間中国を訪問し、共同プロジェクトの潜在的パートナーらと協議していたと、CEOのディノ・オトラント氏が7月25日に明らかにした。

ロイター通信は3月に、フォーテスキューがシンガポール港で船舶燃料としてアンモニアを使用する世界初の試験を実施したと報じた。


(ロイター - エイミー・ルブ、エラ・カオ、ファラ・マスター記者による報告、ルイーズ・ヘブンズ、マーク・ポッター記者による編集)

カテゴリー: 燃料&ルブ