アラブ首長国連邦のADNOCが管理するLNGタンカーがホルムズ海峡を通過し、インド近辺にいるとみられることが、月曜日に発表された船舶追跡データで明らかになった。
確認されれば、これは2月28日に始まったイラン核戦争以来、海峡を通過する初の積載LNGタンカーとなる。アドノックはロイターのコメント要請にすぐには応じなかった。
アドノック・ロジスティクス&サービスが管理する13万6357立方メートルのタンカーは、3月30日に湾岸で最後に目撃されて以来消息を絶っていたが、ICIS LNG Edge、マリン・トラフィック、LSEGのデータによると、数週間信号が途絶えていた後、インド西海岸沖に姿を現し、ホルムズ海峡を横断したことを示唆している。
船舶追跡データによると、湾岸周辺の船舶は、標的とされたり拘束されたりするのを避けるため、位置情報の送信を停止したり、偽の識別番号を送信したりするなど、回避策を用いていることが明らかになった。
「我々はまだその位置に関する公式な確認を得ていません。信号データの不具合や、船舶が位置情報を偽装したり、他船の識別番号(MMSI)を使用したりするケースは時折発生しますが、示された位置からはそのような明らかな兆候はすぐには見られません」と、データインテリジェンス企業ICISの上級LNGアナリスト、アレックス・フローリー氏は述べた。
「タンカーが海峡を越えたということは、ガス市場にとって希望の兆しとなるだろうが、それはあくまでも初期段階の兆候に過ぎない。状況は急速に変化しているため、1隻のタンカーが海峡を越えたからといって、必ずしも他のタンカーが続くとは限らない」とフロリー氏は付け加えた。
カタールのタンカー数隻が4月に2度、海峡横断を試みたが、いずれも失敗に終わった。一方、オマーンの空のLNGタンカーは今月初め、海峡横断に成功した。
公共交通機関の利用が減少
セキュリティ会社ウィンドワードは月曜日、ホルムズ海峡の通過件数が8件に減少し、往路と復路がほぼ同数で、いずれもAISが作動しており、2日連続で航行停止はゼロだったと報告した。湾岸地域では、交通量の増加にもかかわらず、航行停止件数はわずかに減少し、117件となった。
ホルムズ海峡の東側では、チャバハール沖のタンカー群は安定した状態を維持しており、黒色のVLCCやスエズマックス型タンカーが支援を受けながら停泊を続け、規制強化への継続的な適応策の一環として、東方への配置が果たす役割を強化している。
(ロイター通信およびスタッフ)