スリランカ、海軍基地を中国支配の港湾都市にシフト

マリンリンクス15 7月 2018

スリランカは、海軍基地を中国が建設し支配する港に移していると、外国軍が中国が軍事目的で使うことができる恐れのある港湾での安全保障を強化する動きとなった。

現在Galleの観光地にある基地は、スリランカの南岸沿いの東に125km(80マイル)移動して、アジアとヨーロッパの間の主要な航路に近いHambantotaに移動する。

中国の「Belt and Road」イニシアチブでは、15億ドルの深海港湾が主要な役割を果たす可能性が高く、中国商船港湾ホールディングス(China Merchants Port Holdings)に99億円の賃貸契約を交わしている。

政府と外交筋は、ロイター通信に対し、米国、インド、日本は、中国が港湾を海軍基地として使用する可能性があるとの懸念を提起したと述べた。

コロンボのスリランカ政府と中国大使館はこれを否定し、港湾取引の合意には軍事目的では使用できないという条項が含まれていた。

「スリランカは既に、ハンバントタ港を軍事目的で使用することができないと中国に通知している」と、ラニル・ウィックレムシェンイー首相の閣僚は声明のなかで述べた。

「港湾の安全保障はスリランカ海軍の支配下にあるので、恐れる必要はない」

ハンバントタにはすでに海軍ユニットが設置されており、基地の建設作業が進められているとネイビー広報担当ディナンダ・バンダラ氏は述べた。
(Robin PomeroyによるShihar AneezとRanga Sirilal編集によるロイターの報告)

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