HHLA、米国選挙前に貨物輸送量増加を予測

17 10月 2024
(写真:HHLA)
(写真:HHLA)

ドイツの物流会社HHLAのトップは、世界最大の経済大国である米国で保護主義が強まるとの懸念から、大統領選を控えて貨物取引が大幅に増加していると、水曜日に公開されたメディアのインタビューで語った。

「米国の新政権がさらなる関税制限で経済保護主義を強化するリスクが、大きな引き金となっている」とハンブルク港の主要運営会社HHLAのアンジェラ・ティッツラート最高経営責任者(CEO)はビジネス誌キャピタルに語った。

「米国との貿易が今年に入って急増したのは驚くべきことだ」とティッツラス氏は言う。「選挙結果が出る前に在庫が発注され、世界の商品の流れに投入されている」

ティッツラート氏は、これは世界最大のコンテナ輸送グループであるスイスに本拠を置くMSCを投資家として迎え入れるHHLAにとって前向きな傾向を強めるものだと述べた。

ティッツラス氏はキャピタルに対し、HHLAの収益は今年上半期に4.6%増加し、利益は16%近く増加したと語った。

米国では11月5日に新大統領を選出する投票が行われ、民主党のカマラ・ハリス氏と共和党のドナルド・トランプ氏がジョー・バイデン氏の後継者として争うことになる。


(ロイター通信 - レイチェル・モア記者執筆、アイリーン・ソレン記者編集)